パスカルさんの箱はどうなっているの?QHHT症例研究③
退行催眠で次元を超えた旅を進めるパスカルさん。雲に乗っていたはずが、なぜかリップスティック(口紅)にぶら下がって移動していました。
リップに連れられてやってきたのがマイタケのような折り重なった大地でした。
ごつごつした崖を登ると、目の前には仙人が済んでいそうな細長い山々が広がり
まるで中国の武陵源のような場所へやってきました。
武陵源は中国の湖南省、張家界市に位置する秘境のような場所です。「武陵源の自然景観」として世界遺産に登録されており、近年では映画アバターのモデルになった場所として有名になりました。
総面積は約264km²にも及び、高さが200mを超える岩の柱が3,100本以上も林立する岩山の世界は一見荒涼とも見えますが、麓には渓流が流れ豊かな森林が広がり様々な生態系を育んでいることから、「仙境の縮小版」とも呼ばれます。
かつてこの土地はトゥチャ族やミャオ族といった少数民族だけが暮らす秘境だったそうです。少数民族だったトゥチャ族やミャオ族は戦乱から逃れるため、この秘境の暮らしを選んだと言われており、今でも武陵源の奇岩には、こうした少数民族の苦難の歴史を伝える伝説が語り継がれているんだとか。
湘西トゥチャ族ミャオ族自治州は武陵山脈の後背地にあり、旧石器時代や新石器時代のからの文化遺跡も160ヶ所を超えるそうです。
自治州でも最古の居住者であるトゥチャ族及びミャオ族の文化を現在でも有している。地質的には、揚子江台地を形成した形跡や、テクトニックな地質形成の地層を持つ前縁盆地があり、カンブリア紀の記録がみられる重要地として、「湘西地質公園」は2020年にユネスコ世界ジオパークに認定されたのだとか。
かなり古い民族みたいですね。
退行催眠をかけたときに、こういう崖とか山とか登る時点で仙人とか修験者っぽいし、こういう系統(修行系)がパスカルさんのルーツの一つなんだろうな~。ということがうかがえます。
wikiで調べると「トゥチャ族・ミャオ族の言語はチベット・ビルマ語派に属する」というので所属する言語的な民族霊=大天使系譜はチベット系だったりして~?と思いました。
一言で中国と言っても、古くからたくさんの民族が暮らしていて、言語もたくさんあるので、様々な系統の民族霊や民族霊の背後にある銀河からアクセスがあるのだろうな。と思います。
白い物体(アモルファス?)に連れられて…
武陵源のような場所で一番下の階層に降りたパスカルさん。
青色の洞窟のような場所にやってきました。そこには湖があって、湖面がキラキラしていたのだそうです。
湖には白い粒子?原子?みたいな物体が浮かんでいたそうです。それは空中を浮遊していたそうです。
パスカルさんの話を聞いていると、なんとなくアモルファスが連想されました。
この白いアモルファスはゼリーみたいな膜が合ったそうで、パスカルさんはしばらくこの物体を観察していました。
そして彼女は突如、このアモルファスにつかまってどこかへ移動をしていきました。
え~、パスカルさんどこ行くの~?と思いながら内心では
「これは相当面白いことになってきたな!」と内心ワクワクしていました。
しかし、アモルファスとのお散歩は洞窟の行き止まりで終了してしまいました。
しかし、行き止まりだった洞窟の天井に抜け穴が見つかり、パスカルさんは抜け穴から天井へ飛び出していきました。(相変わらず素晴らしい行動力です!!)
バニラとソーダのアイス
パスカルさんが洞窟から抜け出すと、遠くの方へバニラとソーダ味のアイスが見つかったそうです。
彼女はそのまま、アイスのある場所へジャンプして向かっていきました。
パスカルさんの移動はジャンプが多く、彼女のライトボディーは相当な脚力・跳躍力があることがうかがえます。
物理的な場所というより、次元そのものを跨ぐような、飛び越えるようなそんな足を持っているのだろうな?と思いました。
アイスの場所へ向かったパスカルさんでしたが、なぜか箱の中のような空間に入っていたようです。
箱のような空間は足元の面がバニラとソーダ味のアイスになっていたそうです。
パニラアイスの持つクリーム感、ソーダの持つ爽快感、この両方のバランスが大切なのでしょうね。
箱のような空間が現れると、ついついユング6つのアーキタイプを当てはめて考えたくなってしまいます。
アーキタイプにあてはめた場合、ここはグレートマザーが該当する場所。
あらゆる物を育てる偉大な母のイメージで、女性の成長の究極的な目標だとされています。
母という要素には二面性があり、一つには子どもを慈しんではぐぐむ力、もう一つは子供を束縛し、のみこんで破滅させてしまう恐ろしい力を持つと言われています。
バニラとソーダの関係性はグレートマザーのはぐくむ力と破滅させる力の象徴なのかもしれません。
右側の面はアニムス?
せっかく箱空間に来たので、6面全体をチェックすることにしました。
パスカルさんに右の面を見てもらうと
「ところてんみたい、透明だけど少し濁りがある」
とお話されていました。
ところてんのような壁を食べて味見をしてもらったのですが、コクが足りないようで
「醤油を加えたい」と語ってくれました。
右はアーキタイプに例えるとアニムス(女性の無意識人格の男性的な側面)が該当するといわれる場所です。
ちょっとアニムス的な要素が薄味?みたいにパスカルさんが感じているのかもしれません。
背後の面、稲わらなのか・麦わらなのか?
パスカルさんのお話では背後が一面が「藁」でおおわれていたそうです。
食べようとしても美味しくなさそう⤵⤵とパスカルさんのテンションが下がっていました。
藁に不満があるみたいだ・・・何とか彼女のモチベーションを盛り上げなくては!
とプラクティショナーのくせに余計なことを話してしまいました(;^ω^)
セッションの前に発酵食品や菌活の話をしていたので思わず
「納豆を作ってみるのはどうでしょうか?」と余計な口をはさんでしましました(^-^;
セッションの最中は気が付かなかったのですが、あとで録音を振り返ると「藁」にはとても深い意味があったのでは?と思う今日この頃です。
藁について‥
藁には稲の茎を乾燥させた稲藁と、麦の茎を乾燥させた麦藁があります。
稲作が盛んな日本やアジア地域では稲わらが主流かもしれません。でも、ほかの海外地域ヨーロッパでは小麦の栽培が盛んですから、麦わらが主流になります。
麦と星と‥
日本では古くからアルクトゥルスを「むぎ星」と呼ぶそうです。
牛飼座のα(アルファ)星アルクトゥルスの和名。麦秋の頃よく見られるところから名づけられたと言います。
麦秋といえば日本の暦、二十四節気の七十二候は「麦秋至(むぎのあきいたる)」という言葉があります。
これは、麦が熟して畑一面が黄金色になる頃。毎年5月31日〜6月4日頃に訪れます。
麦秋至(むぎのときいたる)とは、麦が熟し、たっぷりと金色の穂が実り始める頃の原風景を表しています。
麦秋という名前とは異なり、季節の上では春の終わりから初夏のあたりになるんですよね。
アルクトゥルスと共に春の大三角形を形成するおとめ座α星スピカもまた「麦藁」に関連しています。
古代メソポタミアでは藁はおとめ座に関連があると言われています。
そこでは Furrow(畝)とFrond(葉)の2つの星座があり、2人の女性が描かれていたそうです。「畝」は隣のしし座の尾と鞭、または麦穂を持ち、「葉」は「エルアの葉」と呼ばれるナツメヤシの葉を持っていたのだとか。
のちのヨーロッパではこれらが統合され1人の女性になり、それぞれの手に麦穂と葉を持つようになったそうです。
シドニー・ホール - https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=31956870による
パスカルさんとは夢サークルでもご一緒したことがありますが、彼女は時々「麦」や「藁」に関連する夢を見ていたことを思い出しました。
こういう象徴が現れるということは、春の大三角形を表す星と関連があるのかもしれません。
ちなみに背面はユングのアーキタイプでいうところの「シャドウ」に該当します。
シャドウがあらわすものはもう一人の自分。
人は生まれた時、様々な性格を形作る可能性を持ちますが、その後の生育環境の中で、今の自分のパーソナリティが形成されていきます。
それ以外の、可能性はあったのだけれどそうはならなかった私たちの性格が、もう一人の私・すなわち分身といえます。
といったところで今日はここまで、次回また続きを書こうと思います。