12月のトランシットは金星と腎臓の連動に注目している
今月は19日の満月の日に金星が逆行を開始します。
金星はだいたい1年6カ月のサイクルで見かけ上の逆行現象が発生します。
だいたい1ヶ月ちょっと(約40日)くらいの間地球から見ると、金星が逆行をしているように見えます。
ネットで金星逆行の占星術的な影響を調べると
恋愛が!とか、お金の問題が!とか、金融市場が!みたいなことが書かれています。
今回の金星逆行は冥王星の軌道とアスペクトを取っていくので、いつもの逆行よりも影響が大きいのではないかな?と思っていたりします。
そして、今回の金星逆行中、2022年1月9日地球とコンジャンクションをするのも注目ポイントの一つだと思います。
・金星と地球の公転周期が描く五芒星
金星は地球より公転周期が速いので、だいたい1.6年ごとに地球を追い抜きます。
そして金星は8年間に5回地球とコンジャンクションします。このコンジャンクションポイントを順番に線で結んでいくと軌道上に5枚花弁の花のように、五芒星を描くことになります。
8年かけて五芒星を描くのですが、今回の金星逆行中にこの五芒星の一角がマークされることになります。
このため、今回の金星逆行は単なる逆行ととらえないほうが良くて、8年がかりで大輪の花のような五芒星を咲かせる布石の一角という意識を持った方が良いのだと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、「5」という数字も「8」という数字もどちらもパワフルなエネルギーを持つ数字です。この5と8の組み合わせを用いて、どのような未来を築くのか?私たちの目的意識の在り方が問われるときなのかもしれません。
東洋医学的な観点では腎は体の水分を調節する機関なので、腎が弱ると水がたまって心臓が弱るんですよね。
8という数字は横にすると丸が二つくっついた形なので、まるで二つの腎臓みたいです。腎臓が弱るとあふれた水が体を冷やしてしまい、ついには心臓を冷やして熱を奪っていきます。
心臓は占星術で太陽やしし座を表す臓器で「生命力」や「熱」を表す場所です。
腎臓が水分をうまく制御できないと、心臓の熱が奪われてしまうシステムはこの時期の金星逆行にも当てはまると思います。
金星の逆行時期に、うまく事象に向き合えないとそのエネルギーの余波は、そのまま太陽意識としての創造力や活動力に影を落としていくことも考えられるでしょう。
そうならないためにも、体や感情、エネルギー内でのデトックスや水はけ管理に気を付けなくてはいけませんね。
・でも、やっぱり気になるのは腎臓への負担
今回の金星逆行は冥王星の影響を受けて、かなりハイエネルギーな感じです。
特に12日と25日は金星・冥王星が正確にコンジャンクションするので、人によってはかなり大きな影響を受ける事ともいます。
金星は愛とか美の惑星と言われていますが、他方では受容性の象徴として盃のような働きと言われることもあります。
高い受容性を持つ象徴ですが、冥王星影響のもとでは受容力のキャパシティーを超えるような出来事も起こりえるのかもしれません。
ジオセントリックチャートを見る限りではミクロコスモス、トリトコスモス当たりの階層では結構ハードな展開ではないかな?みたいな感じがうかがえます。
メゾコスモス、デュートロコスモスあたりはどうかな?って思ってみてみると、こちらは金星・海王星スクエアで柔軟サインのうお座とふたご座の間で揺れる感じがうかがえます。
7つの階層のうち下の階層では金星がらみのエネルギーが強烈に働く時期なのでしょうね。
金星という象徴があらわす事象については注意深く観察をしてみると、面白い気付きが得られるかもしれません。